才能についての考察①

才能とはなにか
能力を伸ばすにはどうすればいいのか
そういった疑問に自分なりの考えをつらつら書いていきます。

はじめに

世の中を見回すと才能を伸ばす本と銘打った自己啓発本が多々あります。
自分にもなにか秀でた才能がほしいというのは、多くの人が望むことだと思います。
今回は”そもそも才能ってなんだ?”というとこからはじめて、”じゃあ、能力を伸ばすにはどうすればいいのか”というとこまでを書き留めておきます。

最後に注意ですが、この記事には、具体的な方法といったことは書いていません。今までそういったことを考えたことがなかった人や自分なりの考えをまとめたいという人向けに書かれています。

才能とは何か

広く使わている才能のいう言葉には2つの意味が混在していると思います。
才能を才と能に分けると、
才…発揮されるパフォーマンスの上限値。主に先天的に決定される。(=素質)
能…現在発揮できるパフォーマンス。練習等により変化する。(=能力)
になり、どちらを指しているのかがよくわからないときがあります。
なので、私は”才能がある”というときは素質、能力がともに高い状態のことを言うこととします。

能力の伸び方

素質はほとんど先天的に決定するので、余程のことがない限り変化しません。
なので、ここでは能力を伸ばすことを考えます。
能力は学習曲線に従って増加すると言われています。


この図のように最初は伸び悩み、ある時から急激に上昇し、また伸び悩みます。
これは繰り返しながら能力は伸びていきます。
したがって、能力を早く伸ばそうと考えた場合、
①1回の伸び幅をあげる
②1周期を短くする
という2つの手法が考えられます。ちなみに、この2つを同時に満たし、素質が凄まじい人は俗に天才と呼称されます。

伸び幅と周期を決めるもの

能力の伸び幅が大きい小さいが、何に左右されるかを考えると、それはモチベーションの違いであるように思えます。高いモチベーションで行動を起こせば、結果がどうであれ能力は大きく伸びます。まさしく”本気の失敗には価値がある”のです。
一方で、周期を決定するのは行動の回数です。行動を起こす回数を増やせば例え少しずつかもしてませんが能力は上がっていきます。

努力と習慣

努力というのは手法①に重点をおいた行動です。努力は常にそれをすることによって目指す成果あるいは目標を持っています。この目標は自分の意識により決めることができ、モチベーションのコントロールが容易です。しかしながら、努力には多かれ少なかれ意識的な負担が伴います。努力を常に続けるというのは難しく、意識的に努力をしている時にしか能力は上がりません。
逆に、習慣は手法②に相当する行動で、生活しているだけでその習慣に関する能力が上がります。意識的な負担のないため、ずっと続けることができます。しかし、無意識に行っているため、モチベーションのコントロールということができません。

環境の影響

手法①、②を両立するには、高いモチベーションを持った状態でそれを習慣化しなければなりません。 これを実現するために環境というのはとても重要になります。なぜなら、習慣化するということは、自分がそれをやって当たり前と思うようになることです。習慣を身につけるためには、その習慣を当たり前のようにやっている集団に身を置くことが手っ取り早いです。例えば、英語を勉強する習慣を身に着けたかったら、同じように勉強している複数の人と交流を持つと多かれ少なかれ、英語を学習する習慣を身に着けれるということです。
次に、そのレベルですが最も高いモチベーションが維持できるレベルを選択すべきです。一般的には自分の今の能力よりやや高いレベルの集団に属すのが最も高いモチベーションを保てるのではないかと思います。自分よりレベルが低いと油断、同じだと安心、高すぎると諦めによってモチベーションが下がってしまうように思えます。なので、やや劣っているくらいがみんなに追いつこうという意識が働き、高いモチベーションを維持できるのではないでしょうか。
そして、周りに追いついたら、どんどんと更に高いレベルの集団へとステップアップしていくことが早く能力を伸ばすコツだと思います。
こういった理由により、環境というのは手法①、②を両立し、能力を伸ばす上で非常に大切だと考えます。

最後に

以上が、今ところ私の中でまとまっている才能についての考えです。この他にもいろいろと考えてはいるのでまとまったらまた投稿していこうと思います。
また、今回の考察をするきっかけとなり、元となったのはニコニコ動画に投稿されているnshinさんの【努力と才能の話をしよう】という動画です。努力は才能に勝てないのかという観点を始点として非常にわかりやすく努力と才能の違いを解説なされています。下にURLを貼っているので、興味のある方はぜひご一覧ください。
なお、動画は手書きの東方キャラによる話なので、苦手な方はご注意を。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm23885698

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です